おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

2009-01-01から1年間の記事一覧

東京アンダーワールド

ロバート・ホワイティングは日本人より日本の実態に詳しいんじゃないだろか進駐軍上がりの不良外人の視点から戦後日本の復興を描く この時期にまともな調査を行っていたのはGHQぐらいなのでそこに属していた男の意見は非常に貴重である 膨大な資料を基に政官…

名盤を毎日一枚ずつ語るスレまとめ

何となく流れで、2ちゃんのまとめサイト立ち上げた 名盤を毎日一枚ずつ語るスレまとめ http://blog.livedoor.jp/banshees-disks/ どの程度編集していいか加減に悩むなこれは フォーマットはこんなんで進めよう 興味ある人にディスクガイド代わりに使っても…

Echo & The Bunnymen

エコー&ザ・バニーメンの「Killing Moon」、月へhttp://www.barks.jp/news/?id=1000049492Echo & The Bunnymenはポストパンク期に活躍したバンドの一つであり、ネオサイケムーブメントの立役者とされるぎりぎりに抑えられた歌メロと切り裂く様なギター、性…

ショートカットキーについての覚え書き

Windowsにはショートカットキーが沢山あるんだけど、多すぎて逆に使ってない人もいるみたいですかなり便利なのもあるんで幾つか羅列しときますAltと半角キーの同時押しで日本語/英語入力の切り替え文字入力中にF7でカタカナに変換文字入力中にF10で半角英数…

2ch 洋楽板住人が選ぶ洋楽名曲ランキング

去年、2ch 洋楽板住人によって名曲ランキングを作る試みがありました1/22/2 ∩∧__,∧ ♪ ヽ( ^ω^ )7 どうしてこうなった! /`ヽJ ,‐┘ どうしてこうなった! ´`ヽ、_ ノ `) ) ♪のかというと一、HIPHOP板・R&B板・ニカ板・ジャズ板というのはあるけれど『…

Fairground Attraction / First of a Million Kisses

Fairground Attractionは80年代にスタジオミュージシャン達で結成されたネオアコバンドですデビューシングル・デビューアルバム共に全英1位を獲得すると、そのまま解散しました元々、それぞれの本業の片手間に趣味で組んでいたバンドなので継続して活動する…

万城目学「鴨川ホルモー」

最近、万城目学プッシュが盛んなようで森見といい関西圏の土着文化を下敷きにした作風が流行なんかな突飛な設定だけど、具体的な地名を出すことで「あるんじゃないか」と思わせるのが上手いラノベと一般小説の折半なのかもしれませんあらすじこのごろ都には…

Bloc Party

911以降ニューヨークは排他的になったそうな 国際都市の地位はロンドンに移ったみたいだ そんなロンドンから2002年にデビューしたのがBloc Partyです ボーカルが黒人、ドラムが中国系と多国籍なバンド構成なのが象徴的であるポストパンクな音作りだが、試行…

Belle & Sebastian

年配の人は「今の音楽は変わってしまった」と言いがちだが、それはあまり正しくない 正確には「昔と変わらないことをやってる奴が売れなくなった」だけである 例えば、ネオアコと呼ばれる分野はそれこそ60年代とさほど変わらない音作りをしている ここら辺は…

Pale Saints / The Comfort of Madness

90年代初頭の4ADの看板だったバンドの一つにPale Saintsがいます丁度シューゲイザームーブメント勃興前に出た1stアルバムがインディーズチャートで1位を取ったりと人気を博していました2ndからはメンバー交代もありバンド内の力関係の均衡が崩れて解散して…

Jeff Buckley / Grace

少し歌が上手いと何かと神に愛されただのといったキャッチが付けられますね何人いるんだよと その点Jeff Buckleyは本物でした 夭折の才人で知られるTim Buckleyを父に持つ彼はイケメンかつ類まれな演奏力、作曲の才能、そして7オクターブまで出せる歌声を持…

Goo Goo Dolls

Goo Goo Dollsは80年代にアメリカで結成されたバンドです 専門家筋に高い評価を受けながらもアルバムを出すたびに他の有名バンドと発売時期が被ってしまいなかなか芽が出ませんでしたその間、10年近く地元を中心に精力的なライブを行い着実にファン層を築い…

クトゥルー神話

ラヴクラフトの一連の創作群からなる神話体系は「クトゥルー神話」と呼ばれている宇宙的恐怖と称される物語の数々は色褪せない衝撃を与えてくれます基本的な設定としては・宇宙にタコみたいな本体が漂っている。・人語で呼ぶとクトゥルーとなり人類は神と崇…

Def Leppard

三大ポップメタルはBon Jovi、Van Halen、Def Leppardとされている 前2つに比べて日本でのデフレパの認知度が低い気がする Def LeppardはNWOBHM華やかりし頃に颯爽と登場したバンドで着実に評価を上げていった 84年には快作「炎のターゲット」で大ヒットを…

Arcade Fire / Funeral

どの分野でもある程度の期間を過ぎると停滞するものだ 再生産ばかりになった時もう先はないだろう リバイバルが持てはやされるようになるのは良い傾向じゃない 「ロックは死んだ」 ジョン・ライドンの言葉だが使い古された感がある 確かに現代に至るまで何度…

世にも不幸なできごと

ハリーポッターの登場により児童文学が俄に注目を集めた玉石混合、様々な作品が溢れでた訳ですその中の一つにレモニー・スニケット作「世にも不幸なできごと」シリーズがあるこの作品は「両親を亡くした三姉弟妹がその遺産を付け狙う悪党オラフ伯爵の魔の手…

Deep Purple / Live In Japan

日本ではツェッペリンとパープルが二枚看板のように扱われるがそれはこの国だけだったりする現地ではツェッペリンが絶対的パープルの問題点はメンバー交代が頻繁過ぎるのに尽きるレインボー・ホワイトスネイクといった関連バンドも含めるとその業績は比類な…

ブルガリアン・ヴォイス

ブルガリアの合唱は低音・不協和音で合わせるという非英語圏ならではの発声が不思議な美しさを持っていることで知られる「Le Mystere Des Voix Bulgares 1」あたりのCDが有名邦題「神秘の声」ブルガリアン・ヴォイスに目を向けさせる契機となった作品であり…

アメリカン・ロック

音楽に国境はないとはいうものの其れなりに国民性で違いが出るものです その中でジャンルとしてのアメリカンロックはロックの源流とされブルース等の影響が色濃いとされていますサザンロックなんかもここに入ってる 土臭いと形容され、本国では大人気でもい…

Rammstein / Sehnsucht

ドイツは昔からメタルが盛んな国でジャーマンメタルとして一つの分野を成している とは言え、スコーピオンズとかはジャーマンといいながら英語で歌っていてインチキ臭さがあった現在最も有名なのがラムシュタインで、このバンドは完全にドイツ語で歌っていな…

The Smiths

イギリスで一番有名なバンドはビートルズなんだろうがインディーズで一番有名なのはザ・スミスだったりする 高等遊民だったボーカルのモリッシー・天才ギタリストのジョニー・マーを中心に結成されたスミスはカルトヒーローの座に上り詰めたのでした 今でも8…

Wireless Zero Configurationが邪魔な話

XPで無線使ってると、Wireless Zero Configurationなるものが余計な邪魔をして不安定になることが多いその都度に修復してもいいんだけど、流石に面倒であるどうも通信が暫く途絶えるのがいけないようなので、常に通信を行うようなソフトを入れておけば良さそ…

R.E.M.

80年代までロックはHR/HMが中心でお気楽な曲ばかりでマッチョイズムの象徴みたいな感じだった そんな時にデビューしたのがR.E.M.なのですね よくレムとか間違えられるがアール・イー・エムと読む ハゲのゲイが辛気臭い歌詞をもごもご歌うという最初から売れ…

Disturbed

90年代以降のHR/HMはモダンヘヴィネスとミクスチャーが入ってきて完全に変容した 今のバンドは大体その延長線上にある 重苦しい轟音ギターを聞くだけで一般人は暴力的な音楽だと勘違いしがちだがそれは結構間違っている 何気に人生の悲哀とか信仰の重要性と…

産業ロック

80年代はHR/HMが全盛期を迎えてチャート上位を抑えてた 腐るほど色んなバンドがいたせいで評論家には産業ロックと呼ばれ、馬鹿にされるが失礼な話だと思う 覚えやすいメロディー、流麗なギター、CMまで使えるポップさ マンネリではなく完成形と言うべきだね …

R&B

黒人は凄まじく歌が上手い人がいる まあ下手なのも普通にいるんだけど正直リアーナもジャネットも声量ないし Seal - Crazy 「空を埋め尽くす程の人がいるのにほんの数人しか飛びたがらない、狂っていると思わないか?」 かっこいいおLuther Van Dross-Dance …

夏への扉

SF作家ハインラインは大御所で知られるが、特に「夏への扉」は古典とされている個人的にタイムマシン物は複線回収が命だと思うが、これは非常に上手く処理していて素晴らしい作品ですその上で「未来は、ぜったいに過去よりよいものになる」と明確なメッセー…

グランジ

80年代アメリカはレーガンの政策のもと貧富の差が広がった時代であり旧来の家族像が崩壊していきましたそうした先が見えない中育った連中が始めたのがいわゆるグランジロックと言われるジャンルでした丁度その親世代はベトナム戦争従軍しているのも影響があ…

「チャージマン研!」全話レビュー 補足

日本有数のチャー研ブログとなりつつある事に満足感を覚えますまずは一区切りということで、最後に補足を載っけておこうかと以下チャー研は全部見た後ですら理解できない事象が多い、その為ここに補足を設けることにした。是非、このチャー研という巨大な山…

「チャージマン研!」全話レビュー 61~65話

遂に大団円七志野藤兵衛さんの努力に最大限の敬意を表して、改めて盛大な拍手を送りたい是非、紙媒体にまとめて同人誌を作って頂きたい61「バリカンの旧友が尋ねて来た」いきなりむかつくロボットが登場。自称バリカンの旧友らしいがバリカンはそれを否定。…