おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

洋泉社MOOK「ダークサイド・オブ・ザ・ロック」

北欧ブラックメタルの項目が良かったですぞあらすじカート・コベインの猟銃自殺から、反キリストの寵児マリリン・マンソン、ギャングスタ・ラップLA×NY仁義なき抗争まで、セックス、ドラッグ、そして暴力…。ロックの闇の世界を深く紹介する。ロック死人リス…

Blind Melon / Blind Melon

No Rain当時のノリでグランジに分類されたが、HRからの受けも良かった不思議な存在どことなく牧歌的な作風で幸せな気分になれる割と今のUSインディーに近いかも知れませんヒット曲「No rain」はPVも可愛かったシャノン・フーンを亡くしたのは多大な損失だっ…

ウィリアム・ホープ・ホジスン「ナイトランド」

大抵のことはディスコスを回転させると解決する。あらすじ百万年後の滅びゆく地球。絶滅の危機を逃れた人類が暮らすピラミッドの外界は、巨大な怪物が闊歩する「ナイトランド」だった。H・P・ラヴクラフトやC・S・ルイスが絶賛した20世紀イギリスを代表する…

大塚英志「少女たちの「かわいい」天皇 サブカルチャー天皇論」

大塚の文章って多分に感覚的だよな~あらすじ昭和天皇の死の直後、皇居に集い「天皇ってかわいいね」と呟いた少女たち。社会から疎外された「私」を「天皇」に重ね合わせた彼女たちは「ぷちナショナリズム」の最初の姿だったのか。大塚英志の実質的な論壇デ…

大塚英志「定本 物語消費論」

かつてのオタクの聖典あらすじ1980年代の終わりに、子供たちは「ビックリマンチョコレート」のシールを集め、「人面犬」などの都市伝説に熱狂した。それは、消費者が商品の作り手が作り出した物語に満足できず、消費者自らの手で物語を作り上げる時代の予兆…

西尾維新「刀語」

00年代初頭、それは西尾バブルであったあらすじ伝説の刀鍛冶、四季崎記紀(しきざききき)がその人生を賭けて鍛えた12本の“刀”を求め、無刀の剣士・鑢七花(やすりしちか)と美貌の奇策士・とがめが征く!刀語(カタナガタリ)、第1話の対戦相手は真庭忍軍十…

筒井康隆「幻想の未来」

ちょっと幼年期の終わりぽいディストピア小説と思わせといてコスモスケールに着地するという名品。筒井という才能の巨大さはクラークやら海外勢にも負けておりませんな。「ふたりの印度人」の不条理、「時の女神」のジュブナイル(?)が サラッと書けるのは…

倉橋由美子「聖少女」

むしろ性少女あらすじ交通事故で記憶を喪った未紀が、事故前に綴っていたノート。そこには「パパ」を異性として恋した少女の、妖しく狂おしい陶酔が濃密に描かれていた。ノートを託された未紀の婚約者Kは、内容の真偽を確かめようとするが……。「パパ」と未紀…

Nickelback / Long Road Limited Digi

someday安定した楽曲を提供する健全なロックバンド静と動の繰り返しがグランジ通過後って感じがするが、現代のHRの形態だと思うこれは一過性の人気じゃないな「Someday」がとても名曲

三浦綾子「続 氷点」

上巻人間の業の深さを突きつけられる作品 登場人物は其々に問題を抱えており一筋縄ではいかない 他者の悪い点にばかり目が行って良い点を忘れがちなのは残念なことである下巻贖罪をテーマに物語は終息する人は罪を償い得ないが故に原罪を持つということだか…