おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

レイ・ブラッドベリ「火星年代記」

あらすじ火星への最初の探検隊は一人も帰還しなかった。火星人が探検隊を、彼らなりのやりかたでもてなしたからだ。つづく二度の探検隊も同じ運命をたどる。それでも人類は怒涛のように火星へと押し寄せた。やがて火星には地球人の町がつぎつぎに建設され、…

アンブローズ・ビアス「新編 悪魔の辞典」

冷笑的な視点から語彙を定義するという知的なブラックジョーク集 現代で言うアンサイクロペディアみたいな 今読むと、時代背景が分かっていないと理解できないネタもあって少しきついです そうは言っても真実を突いてる部分も多々あって良書だと思うビアス自…

スティーヴン・キング「ローズ・マダー 」

キングはちょくちょく夫から妻への虐待(性的な意味も含めて)というモチーフを描くんだよな。なんか思うとこあるのだろう。あらすじ夫は有能な刑事。しかし家庭では、妻を虐待する異常性格者だった。その暴力に14年間耐え続けた妻は、遂に家出をする。そし…

藤子・F・不二雄「モジャ公」

体毛濃い子って高確率でモジャ公よばわりされる気がするあらすじある日突然やって来た宇宙人のモジャ公&ロボットのドンモと”宇宙へ家出”した空夫。予測不可能なドタバタ大冒険が始まる!単行本初収録の幻の第2話や、「地球最後の日」の別バージョン、『たの…

Teenage Fanclub

Everything Flowsなぜかベストの邦題が「ヒット大全集」。昭和歌謡みたいなセンスである。 中身の方は、これぞクリエイションって感じの珠玉のギタポがぎっしり。 ギターが歪んでてもそうでなくても彼らなりのポップ美学が垣間見える。 新曲も中々によろしく…

Frankie Goes To Hollywood

relaxまさに時代の徒花 イメージ先行で売り出していたため、実力が伴なわずあっという間に消えていきました「2曲でビートルズを越えた」 とのコピーは流石におこがましいのではとはいえシングル曲ではトレバー・ホーンのプロデュース能力の高さが遺憾なく発…

ザ・セル

あらすじ最先端の技術を使って患者の精神世界へ入り込む治療を行っている心理学者キャサリンは、ある日FBIから、異常連続殺人犯の脳に入り込み、彼が拉致した女性の監禁場所を探り出してほしいとの要請を受けることに。危険人物の精神世界へ入り込んでいくヒ…

津村記久子「ポトスライムの舟」

説教すること自体が目的になってるやつっているじゃん?あれ承認欲求の変形だし、酷く幼稚な人間だと思う。あらすじ生きること、働くことを問う芥川賞受賞作!自分の年収が、世界一周費用と同じ「163万円」であることに気付いたナガセは、執拗なまでの節約を…

中田永一「百瀬、こっちを向いて。」

あらすじ「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは―。しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなけれ…

デイヴィッド・アーモンド「肩胛骨は翼のなごり」

あらすじ引っ越してきたばかりの家。古びたガレージの暗い陰で、ぼくは彼をみつけた。ほこりまみれでやせおとろえ、髪や肩にはアオバエの死骸が散らばっている。アスピリンやテイクアウトの中華料理、虫の死骸を食べ、ブラウンエールを飲む。誰も知らない不…

プテラノドン

あらすじ現代に生存するはずのない翼手竜と人間たちの生き残りを賭けた戦いを描く恐竜パニック。古生物の化石が眠るティナラ山に向かったマイケル博士と学生たちは、突然翼手竜の大群に襲われる。人気ヒップホッパー・クーリオが特殊部隊大尉役を好演。実に…