おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

クライヴ・バーカー「マドンナ」

ホラーというかSMプレイ的な美学を感じる。「夢の中」はキリスト教でいう復活とか最後の審判が下敷きになっているぽいです。あの世界は原罪と復活で円環構造になっているのでしょう。

小野不由美「丕緒の鳥」

短編集。当然のようにどの話も完成度高いのだけど 特に「落照の獄」が印象強かった。小野主上の国家観が現れているのでないでしょうか。・法とは国の暴走を縛るためにある。・罪とは国が傾くことから生じる。・殺刑 は罪の抑制に寄与しない。・ならば殺刑の…

伊藤計劃・円城塔「屍者の帝国」

あらすじ19世紀末―かのヴィクター・フランケンシュタインによるクリーチャー創造から約100年、その技術は全欧に拡散し、いまや「屍者」たちは労働用から軍事用まで幅広く活用されていた。英国諜報員ジョン・ワトソンは密命を受け軍医としてボンベイに渡り、…

Black Rebel Motorcycle Club / B.R.M.C.

邦題「ブラック・レベル・モーターサイクル・クラブ登場」 いや、登場はいらんだろ ガレージロックの路線で出てきたが、かつシューゲイザーってのが面白い シンプルなようで霧を通したような音像が不思議な感覚である 「Whatever Happened to My Rock 'N Rol…

アンダルシアの犬

有名なシュールレアリスム映画 うん、意味わかんね 性と死のイメージがそこら中に表れて深層心理を見てる気分になる 場面ありきで連想ゲーム的に繋げてるんで、感じることが大切なのだろう 冒頭の眼球をアレするシーンは視覚への依存をこれ以上無いほどに否…

ハプニング

あらすじある日、ニューヨークのセントラルパークで人々が突然時が止まったかのように立ちつくし、唐突に自らの命を絶つという事態が発生。また、とある工事現場では作業員たちが次々とビルの屋上から身投げする不可解な惨事が起きていた。この異常現象はア…

エマニエル夫人 無修正版

あらすじ20歳の若妻エマニエルは、夫の赴任先であるタイで様々な性体験に身を委ねる。性の哲学者とも言うべきマリオ老人と出会ったエマニエルは、さらなるアバンチュールを重ね、やがて成熟した大人の女性へと変貌していく…。名前がやたら有名な作品今だとそ…

カンフーハッスル

あらすじ悪の横行する時代、強さに憧れるチンピラが一人。その男の名はシン。彼の夢は冷酷無情なギャング団“斧頭会”に入ること。ある日、悪事を働こうと“豚小屋砦”なるアパートに目をつけるが、なんと住人はカンフーの達人だった!?戦う三職人に奏でる刺客、…

ASIA

Don't Cryベスト、というか初期の全曲収録してる 馬鹿じゃないかw テクニカルだがプログレ期待してた人は肩透かしを喰うだろう むしろバグルスに近い80年代有数のハードポップであることは間違いなく、今聴いても楽しい ダサさとかっこよさは紙一重なのだ …

小手川ゆあ「死刑囚042」

YJでやってたヒューマンドラマ重いテーマだが深刻になり過ぎない描き方してる無理なく、綺麗に終わり余韻を残します泣ける