おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

チャールズ・ブコウスキー「ありきたりの狂気の物語」



「町でいちばんの美女」と対になる短編集。
青野聰によるあとがきが感動的。

どう考えてもトイレが詰まったのは彼女がきてからだった。それだけではない、いらいらや陰気な考えや不吉な空気みたいなものが、みんな彼女とやってきたのだった。彼女自身は、戦争や憎しみを憎む、愛のために生きてる善良な人物だというのに。