おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

クライヴ・バーカー「ゴースト・モーテル」

血の本4作目。自分の手が勝手に動いて金玉を握りつぶす話が怖かったです。

ジョナサン・サフラン・フォア 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

911をモチーフにしてるけど、もっと普遍的な人間の悲しみを描いた作品でした。物語に沿って挿入される写真だとか、視覚に訴える工夫が印象的。混乱した登場人物による乱れた語り口など、言語化できない感情を描写することに主眼が置かれています。 だからこ…

ジャック・ケルアック「オン・ザ・ロード」

ビートジェネレーションのバイブルとして愛される名著。小説とも散文詩とも取れる独特の言語感覚が魅力的でした。ビートって何なのと聞かれてもこーゆーのだよと言うしかない。旧題の「路上」も良かったんだけど、原文の「On the Road」は複数の意味がかけら…