おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

イアン・ローランド「コールド・リーディング」

コールド・リーディング(Cold reading)とは話術の一つ。外観を観察したり何気ない会話を交わしたりするだけで相手のことを言い当て、相手に「わたしはあなたよりもあなたのことをよく知っている」と信じさせる話術である。「コールド」とは「事前の準備なしで」、「リーディング」とは「相手の心を読みとる」という意味である。



まず10人が10人知っておくべきなのは、コミュニケーション力とはギフトではなくスキルということだ。
つまり技術なら修得できるし向上し得る。
会話の流れはなるべくして流れるのではなく自分の意図した方向に進めるものである。
本書はこの技術を体系化しコミュニケーションをコントロールするための教科書として成立している。

以下に備忘しておきたいフレームワークを記す
・マインドスクリプト
・虹色の戦略(全てのオプションの羅列)
・ジェイクイーズ・ステートメント(誰もがぶつかる人生の問題)
・隣の芝生
・バーナム・ステートメント(誰でも自分のことと感じる事柄)
・フォーキング(会話の分岐)
・対照的な人物
ポリアンナの真珠(楽観的な未来を仄めかす)