おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

日日日「ちーちゃんは悠久の向こう」

小説は書き切ることが大事なのです


あらすじ
「ちーちゃんこと歌島千草は僕の家のごくごく近所に住んでいる」――幽霊好きの幼馴染・ちーちゃんに振り回されながらも、「僕」の平穏な日常はいつまでも続くはずだった。続くと思っていた――あの瞬間までは。
怪異事件を境に、ちーちゃんの生活は一八〇度転換し、押さえ込んでいた僕の生活の中の不穏まで堰を切って溢れ始める……。
疑いもしなかった「変わるはずがない日常」が音を立てて崩れ落ちていくさま、それをただ見続けるしかない恐怖を描いた、新感覚のジュブナイル・ホラー。世紀末の退廃と新世紀の浮遊感を内包した、新時代作家・日日日(あきら)、堂々デビュー!!

どう贔屓眼に見ても天才ではない作者のデビュー作
文章、構成と拙い点は非常に多い
しかし未成年の間にしか書けない文章というのもある訳で、後書きも含めた背伸び感が微笑ましかった
自分に出来る精一杯をしたという意味では満点