おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

さらば、わが愛/覇王別姫


あらすじ
京劇養成所で兄弟のように育ったシャオロウとティエイー。 日本統治、第2次大戦、文化大革命…時代に翻弄されながら、愛に、舞台に生きる人々の悲恋を描く。 

これ留学生に教えてもらったんですよね~。
シリアスな中国映画って国策的な色を感じちゃうんですけど、本作は普通に共産党批判あって驚きました。
政治的なリスクを負った上でこうした映画を撮るというのは勇気あることだし、それを評価する人間がいるというのも知識層の厚さを証明してるんじゃないでしょうか。
近代中国史を縦軸に濃密な人間ドラマが展開されます。故レスリーも非常に美しい。
日本における中国観って何気に偏見強いんで教育の場とかで流してもいいかもです。
まごうことなき傑作です。