おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

es[エス]


あらすじ
新聞広告で集められた被験者を「看守役」と「囚人役」に分け、模擬刑務所で生活をさせる…。アメリカの大学で実際に行われた実験を題材に描く、スリリングなドイツ映画。元記者の主人公が、起死回生のネタとして被験者に応募し、実験を記事にしようとする。しかし、実験に参加する前から、彼の身に奇妙なできごとが連続。そして、実験に参加した彼が体験したものとは?

スタンフォード監獄実験 を題材にしたフィクション
描かれる内容はアイヒマンテストの亜種ですね
学校のクラス会でありがちな吊るしあげも同じメカニズムで生じるんでしょう
ドイツ映画なんでナチス体験の反省もあるのかと思ったりした

他に気になった点
・情況の囚人は前もって実験の趣旨が分かっていても起きるのか
・環境に左右されない規律付けとして宗教は機能するのか

同実験についてはX51に詳しいです→情況の囚人 ― 1971年”スタンフォード監獄実験”とは