おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

スターシップ・トゥルーパーズ

人が虫のようだ!


BGM「今日は死に日和」


あらすじ
時は未来。人類は巨大昆虫型異生物“バグス”との宇宙戦を繰り広げていた。そんな中、ハイスクールを卒業したジョニー(キャスパー・ヴァン・ディーン)は、憧れの女の子にいいところを見せようと地球連邦軍に入隊。苛酷な訓練を受け、やがて戦場へと赴いていくが…。


世紀の問題作
原作は一応「宇宙の戦士」、描き方は真逆だけど
ジュラシックパークの映像に世界は驚いたそうだがこっちの方が上だと思う
前半の宇宙版ビバリーヒルズ青春白書から後半のプライベートライアン展開までごった煮感が凄い
監督得意のプロパガンダフィルム的な撮り方にニヤニヤが止まりません
思想云々で意見が割れるがそんなに深く考えても結論は出ないので無駄である
露悪趣味全開の最高のエンターテイメント


TV映画なんで映像のショボさに触れてはいけない
叩かれがちだが、前作のテイストは最後のオチでも受け継いでるし続編としてアリだと思う
ミニマルに見た戦争と考えるべき
ダックス大尉は漢の中の漢


シリーズに一貫するテイストに宗教ネタが加わってる
個人的にはリコが生きてるだけでも満足でした
低予算なりに戦闘描写を頑張っていてそれなりに見応えがある
テーマソング「今日は死に日和」は超名曲です
次回は300億位かけて凄まじいの作って欲しい


極右思想の持ち主でもあるハインラインが世に放った問題作
ガンダムのモデルになったパワードスーツが出てくる事でも有名である
暴力に暴力で立ち向かう主人公の姿がいやに清々しいです、はい
序盤で息子の入隊に反対していた親父が後に自分も入隊して和解する場面で不覚にも感動した
映画版は骨子は同じながらも、真逆のベクトルで描く怪作なので是非合わせて見て頂きたい