TRIP HOP
HIP HOPはニューヨークのアングラから出て世界に広がった
その影響を受け遠くイギリスにもラップ集団は表れた
だがあくまでそれは二番煎じにしか成り得ないことをブリストルの一団は理解していた
そこでHIP HOPをベースにダブ、エレクトロニカで完全に組み換えた英国流の解釈であるTRIP HOPが成立するのである
Massive Attack、Portishead、Trickyを中心に完成されたその音楽性は今聴いても少しも色褪せない
Portishead - To Kill A Dead Man
Tricky - Overcome
ラップというより呪詛に近い歌声はひたすら暗く、踊れる要素が排除された引きずり込まれるような陰鬱さが妙に気持ちいい
正直HIP HOPは疲れるから苦手だがこっちは好き
ブリストルの音を規定した一枚
アブストラクトな音像が目の前に広がってくる
楽しい様な音楽性でもないが心を引かれるものがあるんだな
特に「Unfinished Sympathy」は今後も聞き続けるだろう
ストリングスが神がかっている
90年代英国の収穫はブリポなんかよりここら辺だったんじゃないかと思う
トリップホップの母体となった集団
本作が一番ロックに寄っている
才能の結晶だなこれは
全く異質なラップが聴ける
Dr.Houseのテーマ曲にもなった「Teardrop」は十年に一度の名曲でCTのエリザベス・フレイザーが歌っている
90年代を語る上で避けて通れない傑作
トリップホップの金字塔の一つ
孤高の存在感を今も放っている
「お化け屋敷」の形容どおり全曲が陰鬱で儚い
8曲目「Roads」はアルバムの白眉でとても美しい
2nd
何も前作と変化ない
相変わらず煙るような暗さが立ち込めている
歌い方が幾分キンキンしたきらいがあるかな
統一感は前作に譲るものの個々の曲の質は高い
オーケストラを従えてのライブ盤
名演すぎて死ぬかと思った
壮大なオーケストレーションに加え一層辛気臭くなった歌声、随所にはいるスクラッチと全てのアレンジが良くなってる
特にこの「Roads」が好き過ぎる
化け物でも現れるような「Strangers」の締めに鳥肌が立った
上のやつの映像化
音楽関係の映像作品で最も優れていると言い切れる
会場を支配する冷たい空気が此方にまで伝わるカメラワーク
雑音を立てることが許されないような緊張感の中でベスの悲壮な歌声が室内を満たしていく
ヒップホップ的な立ち居振舞いにこのユニットの原点が垣間見える
所々挿入されるNYの場景が都市における非日常性を象徴しているようだ
この場にいた観客は生涯誇っていい
Massive Attack、Portisheadと並び時代を作った存在
自身が4歳の時に自殺した母親の名を冠したアルバム
聴いてると気が滅入る滅入る
情念が渦巻いてる
独特のビートと呪詛の様なラップ
陰鬱な美学が1stのこの時点で完成している為以降は薄まっていく
「overcome」のどす黒さが堪らない
その影響を受け遠くイギリスにもラップ集団は表れた
だがあくまでそれは二番煎じにしか成り得ないことをブリストルの一団は理解していた
そこでHIP HOPをベースにダブ、エレクトロニカで完全に組み換えた英国流の解釈であるTRIP HOPが成立するのである
Massive Attack、Portishead、Trickyを中心に完成されたその音楽性は今聴いても少しも色褪せない
Portishead - To Kill A Dead Man
Tricky - Overcome
ラップというより呪詛に近い歌声はひたすら暗く、踊れる要素が排除された引きずり込まれるような陰鬱さが妙に気持ちいい
正直HIP HOPは疲れるから苦手だがこっちは好き
ブリストルの音を規定した一枚
アブストラクトな音像が目の前に広がってくる
楽しい様な音楽性でもないが心を引かれるものがあるんだな
特に「Unfinished Sympathy」は今後も聞き続けるだろう
ストリングスが神がかっている
90年代英国の収穫はブリポなんかよりここら辺だったんじゃないかと思う
トリップホップの母体となった集団
本作が一番ロックに寄っている
才能の結晶だなこれは
全く異質なラップが聴ける
Dr.Houseのテーマ曲にもなった「Teardrop」は十年に一度の名曲でCTのエリザベス・フレイザーが歌っている
90年代を語る上で避けて通れない傑作
トリップホップの金字塔の一つ
孤高の存在感を今も放っている
「お化け屋敷」の形容どおり全曲が陰鬱で儚い
8曲目「Roads」はアルバムの白眉でとても美しい
2nd
何も前作と変化ない
相変わらず煙るような暗さが立ち込めている
歌い方が幾分キンキンしたきらいがあるかな
統一感は前作に譲るものの個々の曲の質は高い
オーケストラを従えてのライブ盤
名演すぎて死ぬかと思った
壮大なオーケストレーションに加え一層辛気臭くなった歌声、随所にはいるスクラッチと全てのアレンジが良くなってる
特にこの「Roads」が好き過ぎる
化け物でも現れるような「Strangers」の締めに鳥肌が立った
上のやつの映像化
音楽関係の映像作品で最も優れていると言い切れる
会場を支配する冷たい空気が此方にまで伝わるカメラワーク
雑音を立てることが許されないような緊張感の中でベスの悲壮な歌声が室内を満たしていく
ヒップホップ的な立ち居振舞いにこのユニットの原点が垣間見える
所々挿入されるNYの場景が都市における非日常性を象徴しているようだ
この場にいた観客は生涯誇っていい
Massive Attack、Portisheadと並び時代を作った存在
自身が4歳の時に自殺した母親の名を冠したアルバム
聴いてると気が滅入る滅入る
情念が渦巻いてる
独特のビートと呪詛の様なラップ
陰鬱な美学が1stのこの時点で完成している為以降は薄まっていく
「overcome」のどす黒さが堪らない