おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

野崎まど「バビロン3 ―終―」



無知の悲しさゆえ、タイトルが大淫婦バビロンから採られていると初めて知った3巻。
新域を悪徳都市バビロンになぞらえる趣旨もありそう。
今回は聖書からの引用が多用されたことで物語の方向性というか作者の意図が見えてきた。
元々曲世の能力には宗教的な感じがあったのだけど、善・悪の相克を論じるにあたって聖書をベースにしたのが本作なんでしょう。
次巻ではアポカリプスまで行きそう。