おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

クライヴ・バーカー「ラスト・ショウ」



血の本最終巻。
絶版になっているのをこつこつと1冊ずつ入手しては足かけ4年読んでいたので感慨深いものがある。
改めて驚かされるのはSFからスパイ活劇までに渡るバリエーションの豊富さと外れのなさでした。
この後のバーカーはヘルレイザーなど映画方面での活動の方が有名になったきらいがあるけれど、原点にして極に達したのは本シリーズでしょう。
1人の天才の絶頂期を示す傑作集。

Every body is a book of blood; Wherever we're opened, we're red

全ての肉体は血の本である。どこだろうと開いてみれば、赤に染まる