おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

2012-01-01から1年間の記事一覧

倉橋由美子「パルタイ」

圧倒的な才能あらすじ前衛党入党から離反までを、不毛な性愛の日々に重ね、内的手法で描いたデビュー作「パルタイ」以降、日本の文学風土から自由な、徹底した虚構を追究。そこからは、イメージの豊饒さと方法意識に貫かれた<反世界>が現れる。日本の現代…

Everything But The Girl

「女の子以外は全て」というバンド名からしてもうI Don't Want To Talk About ItMissing元々ネオアコという言葉は彼らの音楽性を表すために作られているしかしながら後期はトリップホップやドラムンベースを取り入れクラブミュージックでも成功している辺り…

三菱総合研究所「最新キーワードでわかる!日本経済入門」

あらすじ日々の経済ニュースを理解するには、頻出キーワードの意味を学ぶのが一番の早道。GDP、景気循環などの基本用語から企業再編、M&Aといった最新トピックまで、55の言葉をわかりやすく解説。サブプライム問題や為替など日本経済の「いま」がわかるコン…

ベスト・キッド

カラァティ←アメリカ人の発音あらすじカリフォルニアに引っ越して来たダニエルは、不良グループ“コブラ会”に付け狙われ、怪我だらけの毎日。そんな彼にカラテの達人ミヤギがコーチを引き受ける。決着の場は2か月後の少年カラテ選手権大会。しかし練習メニュ…

滝本竜彦「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」

あらすじ「雪崎絵理は戦う女の子だ。美少女戦士なのだ。」目的を失った日々を”不死身のチェーンソー男”との戦いに消費してゆくセーラー服の美少女絵理と高校生山本の切ない青春。構造がしっかりしていて滝本は抜きん出ているなと感じた あくまで主人公は普通…

CREED

健全なヘヴィロックというかOne Last BreathHigherWith Arms Wide Open 1st ジャケットがグランジ臭いでんな 低予算なので音作りが荒いのもそれっぽい 3作品中一番メタルっぽくて初期PJに似てます ポストグランジの定義はこの作品が元になっているとか クリ…

森見登美彦「太陽の塔」

あらすじ京大5回生の森本は「研究」と称して自分を振った女の子の後を日々つけ回していた。男臭い妄想の世界にどっぷりとつかった彼は、カップルを憎悪する女っ気のない友人たちとクリスマス打倒を目指しておかしな計画を立てるのだが…。森見作品てどれも似…

三浦綾子「氷点」

あらすじ辻口は妻への屈折した憎しみと、「汝の敵を愛せよ」という教えの挑戦とで殺人犯の娘を養女にした。明るく素直な少女に育っていく陽子…。人間にとって原罪とは何かを追求した不朽の名作!上巻キリスト教的な原罪がテーマの物語書き方が昼メロ臭いです…

ヒットマン

あらすじ名も与えられずにエリート暗殺者として育られてきたエージェント47。そんな彼がある日、政権交代で揺れるロシアで政治家の暗殺の任務中、自分を育てた組織の裏切りに遭う。そこで彼は逃げ回りながらも生き残るため、ターゲットの愛人だったロシア人…

Rascal Flatts / Me & My Gang

What Hurts The Most カントリー畑の出ながら若年層まで幅広く支持されているバンドカントリーの音楽性を根底に置きながらもポップのフィールドで表現出来るのが強みです名バラード「届かぬ思い」のヒットもあり売れに売れてました「おばあちゃんは介護が必…

ボウリング・フォー・コロンバイン

マイケル・ムーアが、独自のスタイルであるアポなし突撃取材とブラックユーモアで、“コロンバイン高校銃乱射事件”を足がかりに、アメリカ銃社会を鋭く斬り話題となった長編ドキュメンタリー。コロンバイン高校銃乱射事件の背景を探るドキュメンタリー 日本に…

J・D・サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」

あらすじホールデン・コールフィールド、16歳。プレップスクールを退学になったこの少年が、ひとりで巨大都市ニューヨークの街をさまよい続ける。その3日間の心の動きを、1人称で語り続けるこの物語は、1951年に出版されてから今日まで、ずっと若者のバイブ…

燃えよ!ピンポン

マシ・オカが端役で出てましたあらすじオリンピック敗退後、全米の笑い者という転落人生を歩んでいたランディは、FBIの依頼で裏社会の卓球世界大会に出場し潜入捜査をすることになるのだが…。“裏卓球界”もう設定からして馬鹿馬鹿しくて楽しいそして何故に主…

Soul Asylum

runaway trainMisery ミネアポリス出身のベテランバンド 不遇の時代を経て発表された、まさに会心の一作 時代を象徴するヒット曲「Runaway Train」のPVは必見です これは当時行方不明だった子供達についての歌であり、異様に子供達の失踪率が高いという米国…

レッドクリフ

あらすじ戦いは、赤壁(レッドクリフ)へ。戦いだけでは終わらない。奇跡のラストを見逃すな!中国映画は凄いな、とどんだけエキストラ使ってんだ、と見方側の無双っぷりに笑いました。そら関羽も神様になるわな八卦の陣は正直意味なかった

ディスタービア

う、裏窓あらすじ学校での暴力事件を機に、自宅軟禁に処せられた高校生ケール。自宅に閉じ込められ、許された行動範囲は半径30m。退屈しのぎで近所を双眼鏡で覗いていたところ、隣人による殺人現場を目撃。殺人鬼との視線が交差したとき、緊迫の駆け引きが始…

樋口弘和「新入社員はなぜ「期待はずれ」なのか」

あらすじ面接の場ではキラキラしていたはずの人材が、入社したらまったく使えなかった......。本当は「頭でっかち」や「情報メタボ」なだけなのに、一見優秀そうな学生たちにコロッとだまされていませんか? 本書は、悩める貴社のために、早期離職を防ぎ、職…

ガブリエル・ガルシア・マルケス「百年の孤独」

1982年ノーベル文学賞受賞あらすじ蜃気楼の村マコンド。その草創、隆盛、衰退、ついには廃墟と化すまでのめくるめく百年を通じて、村の開拓者一族ブエンディア家の、一人からまた一人へと受け継がれる運命にあった底なしの孤独は、絶望と野望、苦悶と悦楽、…

高野文夫「営業マンは「赤ちゃん」になることを覚えなさい」

別に駄々をこねろというわけではないあらすじお客様のためと、お客様の言うことを聞くのが営業の仕事と思っていないだろうか? そんな営業マンは、お客様に都合よく見られ、結局振り回されている。 著者は4つの業界でトップ営業マンになったが、お客様の言う…

三浦展「下流社会 新たな階層集団の出現」

あらすじ「下流社会」とは具体的にどんな社会で、若い世代の価値観、生活、消費は今どう変わりつつあるのか。マーケティング・アナリストである著者が豊富なデータを元に書き上げた、階層問題における初の消費社会論。格差を当人の意識的なものから来ると主…

松本次郎「フリージア」

IKKIってこの漫画のイメージあらすじ近未来、戦時下の日本には被害者が加害者に復讐することができる「敵討ち法」が存在した。叶ヒロシはその敵討ち執行代理人として活動していく。一読すると訳のわからない作品個々の狂気が世界の狂気の表出であることに気…

伊藤計劃 「The Indifference Engine」

あらすじぼくは、ぼく自身の戦争をどう終わらせたらいいのだろう―戦争が残した傷跡から回復できないアフリカの少年兵の姿を生々しく描き出した表題作をはじめ、盟友である芥川賞作家・円城塔が書き継ぐことを公表した『屍者の帝国』の冒頭部分、影響を受けた…

Hellogoodbye / Zombies Aliens Vampires Dinosaurs

Here(in your arms)エレポとパワポがくっついた様な作品アメリカンパイに出てそうな人達が演奏してる学生的な情けなさが良い味だしてると思いますねヒットした「Here(in your arms)」のPVとか確信犯でしょうよ

グーニーズ

この時期のスピルバーグ映画はキャラ立て上手すぎあらすじ落ちこぼれ少年団”グーニーズ”がある日偶然、屋根裏で17世紀の古地図を発見。なんとそれは海賊ウィリーが隠した宝の地図だった!彼らは早速宝探しの大冒険に挑む。「A.I」のスティーブン・スピルバー…

スタンド・バイ・ミー

あらすじ59年、オレゴン州の小さな町、キャッスルロック。ともに12歳のわんぱく仲間4人が、森の奥で行方不明になった少年を見つけだそうと冒険に出る。しかしこの2日間の冒険は、それぞれ生涯忘れられない思い出となるのだった。一夏の思い出の話この冒険を…

独裁者

あらすじトメニア国の独裁者ヒンケルは、世界征服を目論み、人種の浄化を図るため、ユダヤ人をゲットーに押し込めて迫害をしていた。ところが突撃隊が押し入った床屋のユダヤ人はヒンケルと瓜二つであった。その偶然がとんでもない事態を招き寄せることにな…

京極夏彦「姑獲鳥の夏」

京極堂シリーズは推理法、というか解決法が気に食わない。ちんたらしてると余計な被害を産むだけだと思うんですよね。戦中制限されていた人間性の回復みたいな意味合いがあるんだろうけどさ。あらすじこの世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして…

アトランティスのこころ

あらすじ幼なじみの葬式に出席するため、久しぶりに故郷へ戻ってきたボビー(デイヴィッド・モース)は、かつてのわが家を訪ね、少年時代を回想していく。それは、母とふたりで住む家に下宿していた奇妙な老人テッド(アンソニー・ホプキンス)との日々だっ…

道尾秀介

この作家さんはコラム的なのが面白かったりする。なぜか日経で連載したことも。最後の対決の異常さこそが道尾の真骨頂よ!もの凄く最低な奴が出てくる 絶対的な悪人が出ないのが読後感の良さに繋がってる 社会的弱者同士の共感とかも温かい この先生どんどん…

ウォルター少年と、夏の休日

パーフェクトだ ウォルターあらすじハーレイ・ジョエル・オスメントが、ロバート・デュヴァルとマイケル・ケインというふたりのオスカー俳優と共演したヒューマンドラマ。夏休みに片田舎を訪れた心を閉ざした少年。一緒に暮らすことになったふたりの老人は、…