おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

ハーラン・エリスン「世界の中心で愛を叫んだけもの」


傑作短編集 
基本的にエログロの手法で書かれているけど、著者の主眼は人間性を浮彫りにする事に置かれているので再読に耐える 
そこまで捻ってない話もあるけどね 
軽めの話はTV脚本用に作ったんじゃないかと思ったり 
表題作はパンドラの箱を作った側の視点から見たお話で感動的です 

「おれは世界中のみんなを愛してる。ほんとうだ、神様に誓ってもいい。おれはみんなを愛してる、おまえたちみんなを! 」