おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

Magazine / Real Life

ストパンクの胎動。レディへも影響受けたみたいよ。

shot by both sides


My Tulpa



これが78年の作品である事実に驚愕を隠し得ない。
明らかに初期パンクと別種の音楽に向けて動き出している様子がうかがえます。
実力派が集まり鳴らされる音像は捕らえ処がなく幽霊のよう。
鋭く刻まれるマクガフのギターは既にポストパンクのそれでしょう。
不気味さと、激しさと、少しの明るさ
特に「My Tulpa」の気味悪さが好き。
本作が再販を繰り返して来た意味は重いんじゃないかと。
知性を感じるアートな一枚