ホモ率が高い。。。
どの話もバイオレンスと下ネタまみれで悪ふざけている。
明らかに旧き良きアメリカ文学との間に断絶があって、露悪趣味とも取れる厭世観は大戦を経てのものかもしれない。
計算してのものではないだろうが「白いあごひげ」には特に戦争の影が色濃く出ている。
アメリカという国は常にどこかで戦争をしているのだ。
意外と文章は冷静で、ビートニクというのはありきたりの狂気を生き延びようとする運動だったのかもしれない。しらない。
「愛してるよ」
彼は少しのあいだ彼女といっしょに波間にゆれた。静寂があたりを支配した。時間のまっただなか。そして時空をはるかに超えた時間のなか。