おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

ジョージ・ゲイロード・シンプソン「恐竜と生きた男」

白亜紀の孤独なおじさん


あらすじ
未来人サム・マグルーダーは、時間理論の実験中の事故により、白亜紀の時代にたった一人で放り出される。偶然の事故なので、誰かが救出に来ることなどあり得ない。しかも時代は8000万年前の白亜紀、はるか未来にならなければ人類も誕生しないのだ。こうしてサムは、絶対の孤独の中で、ただ一人で生きていかなくてはならなくなる。肉食恐竜のうようよする世界で―。

この人が書いた小説というか自伝みたいなもの。
大した話じゃないんだけど追悼も込めて豪華解説付きで出版してあげたというところ。
偏屈者だった作者の人間性を偲ばせる作品になっています!作者も孤独なおじさん!

“人は人のことなど考えていなかった無目的で自然のプロセスの産物である” G・G・シンプソン