あらすじ
彼女のこめかみには弾丸が埋まっていて、我が家に伝わる箱は、どこかの方向に毎年一度だけ倒される。老教授の最終講義は鯰文書の謎を解き明かし、床下からは大量のフロイトが出現する。そして小さく白い可憐な靴下は異形の巨大石像へと挑みかかり、僕らは反乱を起こした時間のなか、あてのない冒険へと歩みを進める―軽々とジャンルを越境し続ける著者による驚異のデビュー作、2篇の増補を加えて待望の文庫化。
SFとしての筋立ては
ハーラン・エリスンに近いものを感じた。
難解さばかりが注目されるけど、割と叙情性を主題とした話が多いので読み易いんじゃないですかね。
通して読んで、解説読んで、もっかい読むと丁度よろしい。