おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

天久聖一・タナカカツキ「ブッチュくん全百科」




あらすじ
バカドリルで大人気の著者が贈る新装版企画宇宙の彼方、くちづけ星からやって来た「ブッチュくん」。熱狂的読者の希望と著者の思いが融合し、新たに描き下ろしを加えたサブカルファン垂涎の書。

架空の人気漫画「ブッチュくん」の全百科という体裁を取ったバカ本
ちまちまと存在しない設定を考える労力には恐れ入ります
この「ブッチュくん」はドラえもんのパロディ、というか藤子作品全般をパロっていて、完全に分かる人だけ分かるコアな世界観を築いている
「劇画オバQ」 を下敷きにしたと思われる特別漫画×2は深読み出来る内容で
「パーン パーン と夏の空に2つの銃声が鳴り響いた」
の1発は妄想のブッチュくんが自分の頭を弾いた音として、もう一発はなんなの…

あと、ブッチュくんの正体は行方不明のキヨシだと思う