おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

「大長編ドラえもん」全話レビュー 16~20巻

のび太と銀河超特急
今回は銀河鉄道999のオマージュが至る所に現れている 
ストーリー面では「人形使い」の影響が見えますね 
ロマンは感じるが、焼き直し感が強いので他の作品の方が好きかもしれない

のび太のねじ巻き都市冒険記
藤子・F・不二雄先生が遺した最後の大長編 
やっぱり後半になると少し絵柄が違いますね 
生命の起源に迫る挿話があって、そこはかとなく宗教色を感じる 
自分達の生きる星への責任感を先生は訴え続けた

のび太の南海大冒険
藤子先生の手を離れた長編 
藤子プロ側の従来の流れを踏襲しようという考えが伝わってくる 
短編「南海の大冒険話」「無人島の大怪物」を基に再構成したのは正解だろう 
そのため、重度のドラえもんファンには物足りない部分もある

のび太の宇宙漂流記
今回は色んな星を探検するところがモジャ公に似てる 
ラスボス戦はスターウォーズぽいね 
ゲストキャラを前に出しすぎではないかと思ったり


のび太太陽王伝説
マヤ文明ぽい世界が舞台 
本物だったのか並行世界だったのかは分かりません 
のび太そっくりな王子の成長物語だったりする 
1人でテンパってた王子に味方するのび太の男気に見直したり 
あと、スネ夫の空気っぷりに涙した