おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

「大長編ドラえもん」全話レビュー 6~10巻

のび太の宇宙小戦争
今回のドラえもん一行は宇宙の果ての圧制に立ち向かう 
また、スネ夫が最も活躍した作品じゃないでしょうか 
あのラジコン技術は素晴らしいですよ 
市民戦争の部分をもっと掘り下げたらテーマが明確になったと思う


のび太と鉄人兵団
シリーズ屈指の傑作 
巨大ロボット物の側面を持たせながら逸脱しないバランス感覚が優れています 
テーマとしてはロボットの愚かさを描く事で人間の愚かさも描いているのでしょう
造物主も出てきたりして神話みたいな趣すらある 
非常に深いですね 

「今度うまれかわったら・・・・ 天使のような・・・ロボットに」 


のび太と竜の騎士
恐竜+地底世界物 
異文明との遭遇に重点を置いているので、「のび太の恐竜」とは上手く差別化出来ていますね 
後半からの伏線回収が綺麗にきまるのが気持ち良かった 
スネ夫がやたら恐竜と遭遇するのは偶然だったらしい


のび太の日本誕生
今回の敵・ギガゾンビが子供心にトラウマだった
ドラえもんより凄い道具持ってるんだぜ
のび太が遭難する場面も地味に怖いです
しかしタイムパトロールはどの時代から来てるか疑問だ

のび太とアニマル惑星
今回は環境問題に焦点を合わせている 
人間本位のエゴイズムを描く一方で、人間に対する希望を最後に置いたのはF先生の願いだったのでしょう 
ニムゲは未来の人類なんじゃないかと思ったけど明確には明かされてないね