おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

ノーマン・スピンラッド「鉄の夢」


あらすじ
壮絶な核戦争が吹き荒れたのち、地球はミュータントや交雑種の徘徊するこの世の地獄と化していた。かろうじて生き残った人類は、奇跡的に汚染をまぬがれた土地にヘルドン大共和国を樹立していたが、この純人間の牙城にも、ミュータントの魔手が迫りつつあった。そして今、風前の灯のヘルドンを救うべく、一人の男が歴史に登場した。男は鉄の意志とカリスマ的指導力で、ミュータント掃討に乗りだしたが…

今では入手困難な怪作 
核戦争後の世界を舞台にヒトラーみたいなおっさん率いる純粋種がミュータント撲滅戦をしかける話 
パラレル世界のアドルフ・ヒトラーの著作という形態で描かれ全編に渡りむせ返る程の狂気が充満している 
痛烈な皮肉