2011-11-09 冬目景「羊のうた」 読書 冬目ってこれ以外はロクに完結しないのがなあ…あらすじ地方都市で養父母の下で暮らす高校生・一砂。毎日のように夢に現れる古い家と血のイメージを頼りに郊外の一軒家に向かうと、そこには生き別れた姉がおり、ある秘密が隠されていた。冬目景の代表作この作者の特徴である文学性とサブカル臭さを感じます全編に漂う退廃的な空気が、不健康ながら琴線に触れるこの病んだ瑞々しい感性を十代で読めて良かったと思うわたし達は…羊の群れに潜む狼なんかじゃない。牙を持って生まれた羊なのよ