おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

壺井栄「二十四の瞳」


あらすじ
昭和のはじめ、瀬戸内海べりの一寒村の小学校に赴任したばかりの大石先生と、個性豊かな12人の教え子たちによる、人情味あふれる物語。分教場でのふれあいを通じて絆を深めていった新米教師と子どもたちだったが、戦争の渦に巻き込まれながら、彼らの運命は大きく変えられてしまう…。

名作
反戦文学の文脈で扱われるが、あまり思想は語られないため押し付けがましくない
金銭上の都合で学校を辞めざるを得ない生徒のように、日本が貧しかった頃を偲ばせる描写が悲しかった
大石先生は理想的な教師ですね