カズオ・イシグロ
「1945年以降の英文学で最も重要な50人の作家」タイムズ
世界的な評価だと村上春樹と並ぶらしい、日本だと微妙だけど
毎回「信頼できない語り手」をギミックに用いるんでミステリとしても読める面白い作家である
自己正当化についての物語
自分を誤魔化すプロセスってこんなかんじですね
英国で育った著者が日本文学と比べて遜色ない本作を書き上げたのは凄いことだ
そうした背景があるからこそ戦争協力といったデリケートな問題を扱えたのかもしれない
大英帝国の黄昏が語り手の半生と重ねて語られる
最後に突き付けられる世界認識と現実のズレが秀逸
読んでて「うわあ」となる
主人公も漠然と気付いていたと思うと切ない
著者が一貫して用いる「信頼できない語り手」のテーマがはっきりしてる
記憶の不確かさが生々しいな
「学生時代は皆と溶け込んでたよ」
「いや、お前ぼっちだったよ」
みたいな
お母さんが可哀想だった
世界的な評価だと村上春樹と並ぶらしい、日本だと微妙だけど
毎回「信頼できない語り手」をギミックに用いるんでミステリとしても読める面白い作家である
自己正当化についての物語
自分を誤魔化すプロセスってこんなかんじですね
英国で育った著者が日本文学と比べて遜色ない本作を書き上げたのは凄いことだ
そうした背景があるからこそ戦争協力といったデリケートな問題を扱えたのかもしれない
大英帝国の黄昏が語り手の半生と重ねて語られる
最後に突き付けられる世界認識と現実のズレが秀逸
読んでて「うわあ」となる
主人公も漠然と気付いていたと思うと切ない
著者が一貫して用いる「信頼できない語り手」のテーマがはっきりしてる
記憶の不確かさが生々しいな
「学生時代は皆と溶け込んでたよ」
「いや、お前ぼっちだったよ」
みたいな
お母さんが可哀想だった