おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

ウィリアム・ゴールディング「蝿の王」


あらすじ
南太平洋の孤島に、飛行機で不時着した少年たち。だが、その島で野性にめざめた彼らは殺りくをくり返す…。極限状況の中の新しい秩序とその崩壊を通して、人間と社会のあり方を風刺する恐怖の寓話。

ノーベル賞受賞者による寓話
十五少年漂流記を意識して書かれたとされる本書は、しかし全くかけ離れた結末を迎える
子供だけの世界で獣性が解き放たれ秩序が崩壊していく様は鳥肌が立ちます
本書について述べた著者の発言は社会に警鐘を鳴らしている
子供たちは島から逃げ出したが、我々に逃げ場はないのだ