2010-12-12 柳田国男「遠野物語」 読書 神戸のおばさんって怖いよなあらすじかつての岩手県遠野は、山にかこまれた隔絶の小天地で、民間伝承の宝庫だった。柳田国男は、遠野郷に古くより伝えられる習俗や伝説、怪異譚を丹念にまとめた。その幅広い調査は自然誌、生活誌でもあり、失われた昔の生活ぶりを今に伝える貴重な記録である。日本民俗学を開眼させることになった「遠野物語」は、独特の文体で記録され、優れた文学作品ともなっている。 日本民俗学の原点地方の衰退が顕著な今日、本書はますますその重要性を増していると言える今では同じように民話採集する事は不可能だろう