おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

スーパーマン:ザ・ラスト・エピソード

アメコミは出版社が著作権を握るので、基本的に永遠に続く
それが人気No1のスーパーマンともなれば尚更な訳で
とは言っても、連載が長期化するにつれて設定が複雑になるため一旦リセットする必要が出てくる
そこでスーパーマンの熱狂的なファンであるアラン・ムーアに栄えある幕引きの役割が回ってきたのが本作


あらすじ
スーパーマンがいなくなって10年後のある日、スーパーマンの死の真相を探るべく、一人の記者がロイス・レーンのもとを訪ねた。在りし日のスーパーマンに最後に会った人物であるロイスは、記者のもとめに応じ、静かに、スーパーマンの最期の日々を語り始める……。はたして、幾多の危機から人類を守ってきた鋼鉄の男スーパーマンに何が起こったのか?

遂に訪れた最終回
数十年に渡るスーパーマン伝説を真っ正面から締めくくる内容になっている
仲間が、敵が、入り乱れる混戦の果てにスーパーマンが下す決断は気高く重い

そう遠くない未来の、ある夏の午後。都会の雑踏の中、人々は思い出したように歩道に立ち止まり、期待の面持ちで空を見上げる…いや、あれはただの鳥だ。ただの飛行機だ。スーパーマンは10年前に死んだのだ。