おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

Pearl Jam

トニオさんのスタンド
それはさて置き、Pearl JamNirvanaと並んでグランジを代表するバンドです
90年代を生き抜いた彼らは、米紙が行なった“史上最も偉大なアメリカン・ロックバンド”投票で1位に輝くまでの人気を誇っています
社会不正義と戦う一貫したスタンスが、ロックバンドらしいロックバンドたらしめている思いますね

Rearviewmirror


Do The Evolution


以下、某所で投下したレビューを再掲


言わずと知れたグランジの金字塔
世界三大バンドの一角となる彼らの原点でもある
Nevermindの前月に出ており何かと比較されることも多い
HR寄りの楽曲が多く、そちら方面の人でも気に入ると思います
実話を題材にした「Jeremy」の歌詞に衝撃を受けたのも学生時代の思い出になっています
個人的に本作か次作がベスト


アメリカンロック色が強まった作品
前作とドラムが交代し演奏にメリハリがつきダイナミックになりました
最初はタイトルがなく便宜上付けられたそうな
プロモーション無しで当時の売り上げ最速記録を樹立し、まさに絶頂期にあったと言えるでしょう
ここから過度に膨れ上がった音楽産業との闘いが始まり息の長い活動を続ける原動力となっている
グランジというと社会に潰される個人の自虐的な曲が多いが、このバンドは社会問題への抵抗を目指していますね
聴くと元気が出る
代表曲「Rearviewmirror」収録


転換点となった作品
グランジムーブメントという一つの時代が終わろうとしていた空気が伝わってくる
全体的にささくれ立った荒さを感じます
序盤に置かれたパンキッシュな「Spin the Black Circle」には驚きました
アコースティック感覚溢れる「Better Man」も沁みますね
奥深いアルバム


何気に今作から入りました
この頃からフーを引き合いに出されることが増えたような
一聴して分かるキャッチーさはないが、どんな時でも自然に耳に入ってくるスルメ盤です
優しい気分になる「Who You Are」と「Off He Goes」がお気に入り
余談ですが、ケースを広げるとピラミッドみたいのが浮かび上がります


前作が取っ付き難かった分、本作で少し揺り戻した感じです
久しぶりにPVが作られた「Do the Evolution」での叫びがかっこいい
エディーは元気良い方が魅力的だと思います


大名盤だと思います
枯れた音像を通して伝わる情熱が作品一杯に詰まっていて感動しました
「Light Years」とか静かな感じなのに凄い熱いんですよ
PJって初期の爆発的な勢いと後期の老成した感覚に分けれると思うんですが、今回はその両方を上手く合わせたような
このキャリアの重ね方は理想的です


セルフタイトルにして心機一転
メッセージ性がストレートになって、音も現代的になりました
「World Wide Suicide」の同時代性にこちらもやる気が出ます
次作はもっと弾けるんじゃないかと期待してたら、本当に弾けたでござるの巻


B面とレアトラック集
とりあえずYellow LedbetterとLast Kissは押さえておくべきです