おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

Tool

Toolは90年代から活動しているロックバンドです
一時期の2ちゃん洋楽板では「唯一神Tool」みたいなスレが乱立したほど、局所的に異常な人気を誇ることで知られています
音楽的にはヘヴィロックで括られるものの、複雑な曲構成からキング・クリムゾンと比較されたりとプログレ要素も強かったりする
一般人向けの音楽ではないので、BURRN!くらいしか取り扱える雑誌がなかったのが本当のところでしょう
全体的にグロい
よく言って「ギーガー的な美しさ」だと思う

Stinkfist


The Grudge


出世作の2nd
特殊ジャケになってて無数の目ん玉がグリグリ動きます
内ジャケと差し替えても動きます
そのキモさは圧巻!
曲の方は摩訶不思議としか言いようがなく、目まぐるしく変わる曲展開と静動の使い分けに気分が悪くなる
悪夢のような音楽体験


実に気持ち悪いアルバム
多用される変拍子、複雑な曲構成、地獄から響くようなギター、不気味な歌詞、狂人のような歌唱
全てが気持ち悪い程に高いレベルにある
内ジャケとプロモも気持ち悪いので見ておこう
独自の世界観から宗教的と言われ、バンドを「神」と崇める熱心なファンは信者と揶揄される、つまりファンも気持ち悪い
気持ち悪さも極めればある種の美を形成する好例