おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

デール・カーネギー

自己啓発本というと胡散臭い宗教本と混同されて敬遠されることがあるけど、別にそれだけでもない
「チーズはどこに~」から仕事術系の本まで含まれる分野なのです
極論すれば「カイジ」とかの福本作品も入れていい気がする
そしてこの分野の出発点となったのがデール・カーネギーの一群の著作なそうな
彼の主張の中で基本になっているのは、全ての人間の行動は定性的に分析し得るという考えだろう
つまり行動のフレームワークが作れることになる
これは重要なことで、というのも、自身の中に明確な原則があるならば迷わず行動に移すことが出来るからだ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99
自分に絶対の自信があるならともかく、改善点があると思うなら読んでみるといいんじゃないでしょうか
僕個人としては「いくら正しい主張をしてもアレな人の考えを変えるのは不可能なので議論を避けよう」って件がすき
極端な話、原理原則はシンプルで揺るがないものなのでこれだけ読んどけばこの分野は十分でしょう


カーネギー哲学の集大成
人間関係の諸原則について簡潔、かつ全てについて網羅してある
用いられている事例は相当昔の物なのに、古臭さを感じないのはそこに真実があるからだと思う
どの原則も考えてみれば当たり前の事なのだが、それを明確に言語化した点に歴史的意義がある
後続の自己啓発本で本作以上の考察を示せたものが見当たらないので一つの完成形なのだろう
というか、この時点でピグマリオン効果についての言及があるってどういうことだよ
世紀を越えて読み継がれる名著


これも必読
「悩み」に対処する為の心構えが載ってる
全ての思い悩む庶子に役立てて欲しい
「今日、一日の区切りで生きよ」の章だけでも読んでみる事をお勧めします
そう、道は開けるのだ


カーネギー 話し方教室」の新装版
会話術に焦点を合わせたハウツー本になっている
小手先の技術は否定しており、会話の際の心構えや大まかな組み立て方が中心
内容重視って事ですね