おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

ダリオ・アルジェント

バレエ学校に留学したいと言った子に
「ああ、サスペリアみたいのね」
と答えたらキョトンとしてたが、知っていたら怒ってたろうなと
ダリオ・アルジェントのホラー映画は原色が多用されるわ得体の知れないBGMで盛り上げるわでやけに美しい
もしかして、人が死ぬシーンを綺麗に撮るというのは物凄く変態なんじゃなかろうか




「決して一人では見ないでください」の予告で知られる古典的名作
ストーリーは正直グダグダなんだがそれを補って余りあるセンスの良さが光る
原色の多用とゴブリンの楽曲が相まって芸術にすら見える
このバレエ学校は素敵ですね


この映画はサスペリアの続編ではないので気をつけましょう
魔女三部作は「インフェルノ」の方です
題名については配給会社の責任である
内容はミステリ仕立てになっており、ダリオにしては整合性がとれた脚本になっている
トリックも中々に以外で驚かされます
しかし、本当の見所はショッキングな場面の数々ですね
人形が襲ってくる場面は有名だけど、絵画を思わせるカットといいダリオの変態美学が所狭しと炸裂しています
序盤で半端に超常要素入れちゃう手癖も妙に好ましい
必見


魔女3部作の2作目
ニューヨークを舞台に「暗闇の母」が蠢く
主人公は別に何もせず脚本がグダグダ
しかし場面毎には不思議な魅力がある
考えるな、感じろ


ジェニファー・コネリーが綺麗すぎる
それでいて酷い目のてんこ盛りな辺り、アルジェントらしい
チンパンジーの演技は特筆もんだろう、よく仕込めたもんだ
色々と要素が多すぎてジャンルが掴めないホラーになっている
それでも飽きさせないのが巨匠の力量