おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

The Cure

The CureはJoyDivision辺りと同時に出てきたバンド
「僕は死人だ」とかデビューした時から辛気臭く歌っていました 
多くのバンドが解散していく中で70年代から今に至るまでしょっちゅう解散宣言してファンをドキドキさせては活動し続けている珍しい存在です
中心人物のロバート・スミスが変人で知られていて、他のメンバーは結構流動的なんでワンマンバンドですな
尚、化粧して歌う姿からビジュアル系のはしりともされます

pictures of you


Friday I’m In Love

”月曜日がブルーでも構わない
 火曜日がグレーで、水曜日がそうであっても
 木曜日には君なんてどうでもよくて
 金曜日に僕は恋してる”

何だかんだでここまで活動して来たというのは救われます


邦題「信仰」
さ迷う様な落ち着きの無さを感じる
パンクの影響から抜け出し独自の路線を模索し始めたのだろう
所々物悲しい美しさが射し込み、この路線の後の大成を予感させる
初期の模糊とした混沌を伺い知れる一枚


ポップアルバムとしての到達点
キュアの良さを説明するのは難しいが、ある種の不安定さが特徴付けられる
歪んだ明るさというか
だからオルタナ・ポップ扱いなんだろう
それでも「Friday I'm in Love」が元気を与えてくれる事は間違いない


UK最大のカルトヒーロー
ここにきて暗黒面作品を発表するとは思わなかった
例によって解散宣言してから出した(当然撤回した)がその意気込みは感じられる
終わりに置かれた表題曲は本当に素晴らしい


最新作
13作目ということで暗黒作品を出すかと思いきや明るかった
構成が「Wish」を彷彿とさせる
特に「The only one」をヘビロテ中
ロバスミの才能が益々盛んな事を示した好盤


キュアーの明るい面が詰まったベスト
なんだかんだで今日まで活動してきたというのは確かな物があったのだろう
「friday i'm in love」のイントロが流れると何時だって感動するし、「just like heaven」や「pictures of you」には救われる
大切な音楽