おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

Goo Goo Dolls

Goo Goo Dollsは80年代にアメリカで結成されたバンドです
専門家筋に高い評価を受けながらもアルバムを出すたびに他の有名バンドと発売時期が被ってしまいなかなか芽が出ませんでした
その間、10年近く地元を中心に精力的なライブを行い着実にファン層を築いていったのです
そして遂に5thアルバム収録の

Name


がヒットを記録、成功への足がかりを掴みました
続く6thアルバム「Dizzy Up The Girl」は集大成的な作品となり、収録曲「Iris」は映画『シティ・オブ・エンジェル』で使用されたこともあり大ヒット

Iris

「全ては壊れるようにできているから、僕が誰だったかを君に知ってほしいんだ」

全てが完璧な曲だと思いますね。あの映画は話は微妙だけど曲と映像のセンスは素晴らしかった。
バンドは今も根強い人気に支えられ活動しています
苦労したからこそ大成するという話にどうも弱いな


出世作
バンド初のヒット曲「Name」が生まれている
この頃まではパンキッシュだった
「Naked」も格好良いです
良曲多し


前作で「全米で最も有名な無名バンド」の肩書きを捨てさり本作で「アメリカロックの良心」へと駆け上がった
哀愁の漂う大陸的なロックを鳴らす
一方でアコギを効果的に使う繊細な一面もある
珠玉の名曲「Iris」は必聴
長い苦節の末に掴みとった名作


タイトルは路上生活者を意味する言葉らしい
苦しい経験を重ねたから辿り着ける境地がある
浮わついたところの無いロックを聴かせてくれる好盤
「Big machine」「Here is gone」といったキラーチューンもある
優しい眼差しで書かれた詞も深い