おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

安部公房「水中都市・デンドロカカリヤ」

あんまり人間性を阻害されるとデンドロカカリヤになっちゃうよ!



安部公房作品に漂う閉塞感、モノクロな情景を見ると昭和の作家だなと思う。
ストーリーテリングは無国籍風なんだけどね。
現実の不確かさ、個人の脆弱さには戦後の影が落ちているのかもしれない。

「ぼくらみんなして手をつながなければ、火は守れないんだよ」