立川談春「赤めだか」
今まで落語における人情咄・怪談咄の位置付けを掴みかねていたんだけど、作中で談志の言葉を借りて「落語とは業の肯定」と言い切るのを見て初めて納得いった。
笑わせるだけが落語ではないのだ。
また文庫版の装丁が素晴らしくて、人間の弱さ悲しさ可笑しさを描いた談秋のエピソードを想起させる作りになっている。
咄を語るとは人の本質に近づくことなのだろう。存在の全てをもって。
今まで落語における人情咄・怪談咄の位置付けを掴みかねていたんだけど、作中で談志の言葉を借りて「落語とは業の肯定」と言い切るのを見て初めて納得いった。
笑わせるだけが落語ではないのだ。
また文庫版の装丁が素晴らしくて、人間の弱さ悲しさ可笑しさを描いた談秋のエピソードを想起させる作りになっている。
咄を語るとは人の本質に近づくことなのだろう。存在の全てをもって。