おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

梶井基次郎「檸檬」



色んな版元から出てるんだけど(青空文庫でも読めます)、こっちの表紙が良かったので買っちゃいました。
意外と読みにくい気がします。文章を練りすぎてませんかね?
それは兎も角、表題作・「桜の樹の下には」と色彩感覚が鮮やかな作家であるな〜と思います。
病苦の中、かえって磨かれていった感性。美しいものを希求する魂。そんな純としたものを思い起こさせる掌編でした。