おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

中原昌也「子猫が読む乱暴者日記」

文字を読むという行為には快楽性があると思うんだよね。


あらすじ
「俺は生まれながらの乱暴者さ。ガンジーの断食もマザー・テレサの博愛も…俺の暴走を止めることはできない」

小説なのかなこれは。どちらかというとロックの歌詞の変形な感じがする。
起承転結を放棄した物語?がそれでも力を有するのは歯切れの良い文章自体が持つ魅力でしょう。
全体的に語感が良い気がする。ヒップホップなのかもしれない。