おれん家の本棚

音楽・映画・書籍なんかのテキトーな感想。フツーにネタバレする。

ビジネス

酉島伝法『皆勤の徒』

通勤中に読むには色んな意味でしんどかった…家畜人ヤプーとかあんな感じ。解説読むまで何が起きてるか分からんかったわ。異形SFの怪作!”外回りはそれぞれが頭取という肩書きを持っており、従業者たちの首を鋭利な歯舌で切断して、結球させた通信葉に生首を…

イアン・ローランド「コールド・リーディング」

コールド・リーディング(Cold reading)とは話術の一つ。外観を観察したり何気ない会話を交わしたりするだけで相手のことを言い当て、相手に「わたしはあなたよりもあなたのことをよく知っている」と信じさせる話術である。「コールド」とは「事前の準備な…

WIRED VOL.20/特集 A.I.(人工知能)

にわかにバズワード化したシンギュラリティに向けての特集ムック本。現状とロードマップがしっかりまとめてあってマイルストーンとなる一冊に仕上がっている。カーツワイル周辺を何年も取り上げムーブメント作ってきただけあって面目躍如と言えます。特異点…

論理トレーニング101題

大学入る前に読むように言われたんですけどね、結局卒業から5年後に読み終わりました。内容は充実しているのでちゃんと読むと実力はつきます。しかし読み通すのキツい。。。 なんかの授業のテキストにいいかもね。

井野朋也「新宿駅最後の小さなお店ベルク: 個人店が生き残るには?」

新宿駅15秒の個人カフェ「ベルク」。チェーン店にはない創意工夫と経営と卓抜した味と安さ。帯=奈良美智 解説=柄谷行人、吉田戦車、押野見喜八郎 ベルクは新宿アルタの下ら辺にある喫茶店、というかビアホールで昼から酒飲めるんだよね。ソーセージがとても…

伊丹敬之・丹羽宇一郎「まずは社長がやめなさい」

当時の伊藤忠の社長と一橋大教授の対談 今世紀の初めに行われたものであり、以降の推移を鑑みるに重要なポイントが論じられています それは米国的な企業統治に対する警鐘だったり人材管理への提言だったりするわけで 日本経済全体を俯瞰するかんじなので、軽…

クリス・アンダーソン「MAKERS 21世紀の産業革命が始まる」

あらすじ『ワイアード』US版編集長で世界的ベストセラー『フリー』『ロングテール』の著者クリス・アンダーソンが、新産業革命の最前線へと読者を誘う。今日の起業家は、オープンソースのデザインと3Dプリンタを使って製造業をデスクトップ上で展開している…

最新短期金融市場の基本とカラクリがよーくわかる本

日銀の成り立ちと役割にかなりのページが割かれていて初歩から入りやすい 基本的に無担保コールオーバーナイト・レートに拠って金利は決定するので、そこら辺のプロセスを理解する事は重要である 従来の公定歩合操作からそちらの方に主軸が移っているという…

大塚英志「定本 物語消費論」

かつてのオタクの聖典あらすじ1980年代の終わりに、子供たちは「ビックリマンチョコレート」のシールを集め、「人面犬」などの都市伝説に熱狂した。それは、消費者が商品の作り手が作り出した物語に満足できず、消費者自らの手で物語を作り上げる時代の予兆…

水野敬也「夢をかなえるゾウ」

有名な自己啓発本からいい所を見繕った感じあらすじ「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」ダメダメなサラリーマンの前に突然現れた関西弁を喋るゾウの姿をした神様“ガネーシャ”。成功するために教えられたことは「靴をみがく」とか「コンビニで募金…

イーサン・M・ラジエル「マッキンゼー式 世界最強の仕事術」

あらすじ著者はマッキンゼーで3年間働いたことのあるコンサルタント。自らの実体験と元同僚の証言をもとに、「問題解決は事実から出発する」「考えを構造化する」などマッキンゼー人独特の仕事術について解説している。ハードカバーで出たのが結構前なのでフ…

白砂堤津耶「例題で学ぶ初歩からの計量経済学」

例題を解くことで計量経済学を身に付けることが出来る実用性に優れた本数式を完全に理解することは難しいにしても、概要は掴み易いですエクセル関係の本も併用すると捗ると思います

安部芳裕「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った」

あらすじ誰も知らなかった本当のお金の仕組み。“彼ら”の手口を逆手にとれば自立型経済が実現。ロスチャイルドに学ぶ成功哲学。 一時期やたらと平積みになってた本 著者の資本主義に対する問題意識は留意すべきところがあるが、その原因を全てシオニストに求…

須藤実和「実況LIVE マーケティング実践講座」

あらすじマーケティング戦略の考え方と仕事に役立つツールを実在ケースで解説。 マーケティングの全体像を事例を用いながら順を追って解説している 発展的な分析にも触れていて実務に役立つことでしょう構成も分かりやすく良書 折り返しに著者のプロマイドみ…

稲盛和夫「稲盛和夫の実学 経営と会計」

とりあえずサラリーマンは読んどくべき。あらすじバブル経済に踊らされ、不良資産の山を築いた経営者は何をしていたのか。儲けとは、値決めとは、お金とは、実は何なのか。身近なたとえ話からキャッシュベース、採算向上、透明な経営など七つの原則を説き明…

高野文夫「営業マンは「赤ちゃん」になることを覚えなさい」

別に駄々をこねろというわけではないあらすじお客様のためと、お客様の言うことを聞くのが営業の仕事と思っていないだろうか? そんな営業マンは、お客様に都合よく見られ、結局振り回されている。 著者は4つの業界でトップ営業マンになったが、お客様の言う…

三田紀房「汗をかかずにトップを奪え!『ドラゴン桜』流ビジネス突破塾」

三田紀房の「ドラゴン桜1作で財産を築いてやろう!」という執念は凄いと思うの。あらすじ仕事も勉強と一緒。まじめに考えるな!桜木建二のビジネス突破塾、開講!カネがない、コネがない。でも出世したい!だったら、◎会社を使って「値打ち」を上げろ!◎リター…

稲盛和夫「アメーバ経営」

まるで信仰だな…あらすじ大きくなった組織を「アメーバ」と呼ばれる小集団に分けて独立採算することで、現場の社員ひとりひとりが採算を考え、自主的に経営に参加する「全員参加経営」を実現する―。会計の常識を覆す、独創的経営管理の発想と仕組みを初めて…

三枝匡「戦略プロフェッショナル」

あらすじ日本企業に欠けているのは戦略を実戦展開できる指導者だ。新しい競争のルールを創り出し、市場シェアの大逆転を起こした36歳の変革リーダーの実話をもとに、改革プロセスを具体的に描く迫真のケースストーリー。 企業再生3部作の第1弾。コンサルテ…

エリヤフ・ゴールドラット「ザ・ゴール 2 思考プロセス」

1のほうが面白かったんだなあ みつをあらすじ前著『ザ・ゴール』で、工場閉鎖の危機を見事に救ったアレックス。それから10年が経ち、ユニコ社多角事業グループ担当副社長として手腕を振るっていた。そんな彼をグループ会社の売却問題、家庭の問題など次々と…

三枝匡「経営パワーの危機」

あらすじ変革をリードする経営パワーを持つ人材が枯渇している。倒産寸前の会社に若き戦略型リーダーが舞い降りて、ついに成長企業に蘇らせる!実話に基づく迫真のケース。前著『戦略プロフェッショナル』より進んだ戦略手法の応用から抵抗勢力との闘い、リー…

大沢仁・石渡嶺司「就活のバカヤロー」

あらすじ就職活動は大いなる茶番劇だ! 就職活動(通称「就活」)をテーマに、企業の人事や大学の教職員、就活中の大学生らに徹底取材したあと、腹の底から出てきたのがこのひと言だ。「企業と社会の未来をつくる行為」「学生個々人が未来に向けて大きな一歩を…

新原浩朗「日本の優秀企業研究 企業経営の原点 6つの条件」

あらすじ長く成果を出し続ける企業は何が優れているのか―。日本を代表する優秀企業を徹底分析。「世のため人のための企業文化」など、見出された共通の経営原則、「6つの条件」を詳しく紹介。良い会社には共通点あるよねって内容帰納法で出していいのか疑問…

クリス・アンダーソン「フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略」

あらすじなぜ、一番人気のあるコンテンツを有料にしてはいけないのか?なぜ、ビット経済では95パーセントをタダにしてもビジネスが可能なのか?あなたがどの業界にいようとも、“無料”との競争が待っている。それは可能性の問題ではなく、時間の問題だ。そのと…

松藤民輔「わが友、恐慌 これから日本と日本人の時代が訪れる8つの理由」

あらすじ恐慌こそ人生を大逆転させる最高のチャンス 億万長者になるには、恐慌を友とせよ。2億円の年収を捨て、金鉱山経営の道へ。2000億円相当の金を保有するに至った自身の歩みを通して語る「成功の条件」! 面白いが胡散臭い自分の宣伝兼ねてるだろ裏付け…

マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」

ハーバード白熱教室あらすじ1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか? 金持ちに高い税金を課し、貧しい人びとに再分配するのは公正なことだろうか? 前の世代が犯した過ちについて、私たちに償いの義務はあるのだろうか――。…

堀川直人「ウォール街の闇」

あらすじ「証券化」という名の錬金術はなぜ破綻したのか?リーマン・ブラザーズはなぜ救済されなかったのか?これは日本にとってチャンスなのか、リスクなのか?国際金融の現場に身を置く著者がその舞台裏を明かすとともに、日本の「今後」を予見する。 国際金…

ナシーム・ニコラス・タレブ「ブラック・スワン」

あらすじ歴史、哲学、心理学、経済学、数学の世界を自由自在に駆けめぐり、人間の頭脳と思考の限界と、その根本的な欠陥を解き明かす超話題作。 不確実性をテーマにエッセイ調で書かれた興味深い一冊いかに人間がリスクの本質を把握出来ていないかについて本…

岩崎夏海「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」

あらすじ公立高校野球部のマネージャーみなみは、ふとしたことでドラッカーの経営書『マネジメント』に出会います。はじめは難しさにとまどうのですが、野球部を強くするのにドラッカーが役立つことに気付きます。みなみと親友の夕紀、そして野球部の仲間た…

神谷秀樹「強欲資本主義 ウォール街の自爆」

あらすじリーマン、AIG、メリルといった大手金融機関の超弩級破綻が続くウォール街。これまで繁栄を誇ったアメリカ経済はいかにして間違ったのか。NYの日本人投資銀行家が鋭く抉るアメリカンスタンダード「失敗の本質」。 大量に出版されたサブプライム関連…